6月21日 区民福祉委員会

◆委員(井上ノエミ君) 
 戸籍証明のコンビニ交付についてお伺いします。
 墨田区では、平成28年7月から住民票や印鑑証明のコンビニでの交付を始めました。実績についてお伺いします。
 これまでコンビニで交付された住民票や印鑑証明の数を教えてください。また、コンビニ交付が区民に十分知らされているのかお伺いします。
 今回、戸籍証明がコンビニでとれることになれば、区民にとっては大変便利になると思います。ただ、区民に知ってもらうことはなかなか大変だと思います。区役所に来る区民に対してチラシを配るなど、十分な広報活動が必要です。どのように考えているのか伺います。

◎窓口課長(三浦博司君) 
 コンビニ交付を始めてからの実績ですけれども、5月末現在で住民票の写しが1万202件、印鑑登録証明書が5,431件、そして税証明が2,250件です。
 また、広報活動ですけれども、さまざまな周知、チラシ等も行っているんですけれども、今後、戸籍証明のコンビニ交付に向けた広報活動につきましては、区報やホームページはもちろん、委員ご提案のチラシも検討しているところです。また、今回初めて、すみだまつりにブースを設けまして、マイナンバーカードの申請のお手伝いの予定をしておりますので、併せて、コンビニ交付のPRも行っていきたいと考えているところです。

◆委員(井上ノエミ君) 
 次に、コンビニ交付に関わることと手数料収入に関してお伺いします。
 システムの維持、コンビニでの手数料などのコストは現在どの程度掛かっているのですか。また、それに対して手数料収入は幾らかお伺いします。

◎窓口課長(三浦博司君) 
 コンビニ交付に係るコストですけれども、平成29年度で申しますと、総額で約2,329万8,000円となっておりまして、その内訳が、システム維持が711万5,040円、交付事務委託料が113万6,660円、そのほかに機器やソフトウエアのリースなどです。
 それに対しましての手数料収入ですけれども、221万3,200円となっております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 最後に、これまでコンビニ交付に関して、事故やシステムの故障があったのかお伺いします。また、何件あったのか、その内容についても教えてください。
 事故や故障が起こらないための対策についても教えてください。

◎窓口課長(三浦博司君) 
 コンビニ交付に関しての事故やシステムの故障についてですけれども、個人情報が漏えいするなどの事故は発生しておりません。また、システムにつきましては、通信エラーが発生したことがありまして、証明書がその場で交付できなかった事案が7件発生しております。そのうち、コンビニ交付開始当初に3件ほど立て続けに発生した不具合があったんですけれども、それにつきましては原因が特定されまして、解消されているところです。
 また、そのほかに不具合が発生した場合のために、原因究明のために監視機能の追加を行っています。
 今後、障害が発生した場合に備えて、速やかに復旧できるように、コンビニ交付のシステム事業者と緊密に連携を図っていきたいと考えているところです。